相場分析_ユーロドル(EURUSD)ダブルトップ形成からプルバックを経て、下落トレンド形成の動き

今回は直近のユーロドル(EURUSD)の相場解説です。

ダブルトップを形成してからは急落しています。一旦リターンムーブ(プルバック)で戻しているものの、再び下げ基調となっています。

目次

ユーロドル(EURUSD)ダブルトップ形成からの急落へ

この投稿をTradingViewに投稿した際、私は下記のように分析しています。

2021年3月23日時点の分析

———以下2021年3月23日の投稿より————–

2020年5月以降ドル安ユーロ高
(正確にはドルが安くなった結果、相対的にユーロ高になっていた訳ですが)
であった相場が
2021年1月に高値をつけたあと、下落しています。

チャートの形状及び水平ラインから現在の相場を読み解いていきましょう。

・チャートの形状としてはオレンジのラインで引いた様に2020年11月初めを起点にダブルトップが形成されています。
一般的にダブルトップで右側が切り下がると、より下げへ転じる傾向が強いです。

かつ、
赤ラインがネックラインとなっていましたが2021年3月に割り込んでいることから更に下落トレンド入りが濃厚となりました。
(なお、赤ラインは2020年8月にレジスタンスとして働いていました(下赤矢印)が、ネックラインのポイントとなった2021年2月にはサポートへと転じています。(上赤矢印)

そして現在はネックラインを割り込み(ここでダブルトップ完成です)、
一旦は上昇したものの再び下落へ転じる可能性の高い値動きとなっています。

なお、ネックラインを割った後の反発の動きはリターンムーブ(又はプルバック)と言います。

リターンムーブで反発してレジスタンスとなった点(右側の下青矢印)は

2020年9月に高値をつけた点(左側の下青矢印)でもあり、意識されているポイントと考えられます。

またトレンドは3段の上昇で終わることが基本形だと考えると、綺麗な形で上昇を終えたと考えられるでしょう。(①〜⑤)

以上を踏まえると、
ダブルトップのプルバックからの下落ということで今後は下落トレンドが形成される可能性が高いと考えています。

ただ、
赤ライン、青ラインを再び上回ってきた場合には、
もみ合い又は再度上昇へ転じる可能性があることも頭に入れておくと良いでしょう。

—————–ここまで——————–

さて、その後の相場も気になりますので現時点での相場を見ていきましょう

現時点での相場

3月24日に抵抗帯を下抜けし、次のひも陰線ということで
下落トレンドがかなり鮮明になってきました。

次の展開は下げてきたとしても、
1.16875ドル(上の青ライン)までは過去の建玉が残っていますので、
もみ合い弱含み、もしくは完全にもみ合う展開も想定されます。

しかし、一旦1.16875ドル(上の青ライン)まで下がれば、1.13602ドル(下の青ライン)までの間(オレンジで色塗りした部分)は抵抗もあまりなく、スルスルと下落していきそうです。

まとめ

まずは1.16875ドル(上の青ライン)まで下がるかどうかが一つの焦点ですね。

そして一旦下がれば1.13602ドル(下の青ライン)までの間(オレンジで色塗りした部分)は抵抗帯があまりなく下落トレンドが継続するのではないかと予測します。

本日は以上です。

ご覧頂きありがとうございました。それでは!

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この記事を書いた人

なおきといいます。
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®︎)| 資産運用歴24年の経験を活かしてFXを中心に分かりやすく解説していきます!

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