今回はドル円(USDJPY)の相場解説です。
ドル円に関しては
2021年1月27日,28日,29日の連続陽線で長く続いてきたトレンドラインを力強く上へ抜けました。
このトレンドラインブレイクは大きな意味を持っていました。
なぜなら長く続いた相場ほど、トレンド転換した時は大きな相場になることが多いからです。
ドル円(USDJPY)の2021年1月からの展開

この投稿をTradingViewに投稿した際、私は下記のように分析しています。
2021年2月5日時点の分析
———以下2021年2月5日の投稿より————–
・チャネルラインからの考察
2020年3月末から形成してきたチャネルラインを大きく上離れた。
チャネルラインでは円安方向へ向かうと考える。
・zig zagからの考察
2021年初頭までは比較的高値安値共に切り下げるダウ理論が成立していた。
しかし2021年1月中旬より安値の切り上げ。
そして現在高値の切り上げに差し掛かるステージにある。
zig zagでは円安方向へ向かうと考える。
・サポートライン、レジスタンスラインからの考察
青線が以前はサポートラインとして働いており(オレンジの丸)、現在はレジスタンスラインとして機能している。(赤の丸)
現時点では上へ抜けているが完全に抜け切ったとは言えず反発する可能性を残している。
サポートライン、レジスタンスラインでは様子見と判断する。
・価格帯別出来高からの考察
実は現在値より上は、下と比べて遥かに多くの注文が溜まっている。
その為、相当程度のエネルギーが溜まらないと、この残ポジションをこなして本格上昇していくことは難しい。
よって価格帯別出来高では様子見と判断する。
・以上を踏まえた総合的な判断
上方向(円安ドル高)へ向う動きは強いものの、抵抗帯となり得るものがかなり揃っている。
よって、このまますんなりと円安ドル高へは向かわないと考える。
仮に円安ドル高へ向かうとすれば
104円から106円をもみ合いながら、残ポジションを消化しつつ上昇するシナリオが可能性としては高い。
—————–ここまで——————–
さて、それから約50日経過した2021年3月26日の相場はどうなったか、そして今後の相場を予測していきましょう。
2021年2月5日から3月10日までの相場

2月5日に指摘した104円から106円でのもみ合い、というか押し目をつけて、
再度上昇に転じてからは一気に109円台まで上昇しました。
そして3月10日には以下の投稿を行っています
———以下2021年3月10日の投稿より————–
2020年3月をはじめとした下落トレンドラインは2021年1月に上抜けし、急激に円安ドル高方向に進んでいます。
現時点では高値安値共に更新という上昇ダウを形成しており、3月10日23時時点では直近2日間は陰線という状況です。
直近数日の値動きに挟まれた2本の水色の水平線には過去のサポート&レジスタンスラインが多数存在します。(赤丸)
同様に赤の水平線にも過去のサポート&レジスタンスラインがあります。
よって、直近では2本の水色水平線で挟まれたラインをブレイクするかを注目したい所です。
また上抜けした場合には赤線及びラウンドナンバーである110円が意識される展開になると考えられます。
—————–ここまで——————–
今後の相場予測
これらを踏まえて今後の相場予測をおこなっていきます。

本日(3月26日)以下の投稿をTradingViewに行いました。
———以下2021年3月26日の投稿より————–
・移動平均線( EMA )からみた考察
今回は
25日、75日、90日、200日と4本の移動平均線を表示していますが、綺麗な上昇のパーフェクトオーダーとなっています。
(パーフェクトオーダーとは上昇ならば上から下へいくに従って長い足の順番になること。ここでは上から25,75,90,200の順番が形成されています。)
よって上昇(円安ドル高)を予測
・水平ラインからの分析
①黒ラインでは3月12日から18日にかけて抵抗帯として働いています。
投稿を書いている本日(3月26日)16:30分現在でも高値は109.315と①黒ラインへアタックするもコマ足となっており、売り買いの攻防が感じられます。
仮に①黒ラインを抜けると
③黒ラインまでで残る抵抗帯は
②黒ライン付近のみということになります
よって水平ラインの分析からは上昇と予測
・価格帯別出来高からの考察
①黒ライン109.364円から③黒ライン112.229円まではあまり出来高が残っていません。
(これを相場用語でしこりが少ないといいます)
しこりが少ないので109.364円をブレイクすると112円台へ向かう可能性があります。
一点注意するとすれば②黒ライン付近です。
ここは2021年6月5日高値でもあり、しこりが比較的溜まっています。
なので上昇しても②黒ラインあたりでもみ合う展開が予測されます。
よって価格帯別出来高の分析からは上昇と予測します。
・総合分析
移動平均線( EMA )、水平ライン、価格帯別出来高のいずれでも上昇と予測します。
ポイントは抵抗帯となってる①黒ラインの109.364円です。
ここを超えてくると一気に円安ドル高が加速する可能性があります。
抵抗帯上抜けからのリターンムーブ(プルバック)も警戒しつつ、
上昇の可能性が高いと予測します。
—————–ここまで——————–
まとめ
本日(2021年3月26日)の投稿のように、抵抗帯となっている109.364円を抜けるかどうか、がポイントになってきそうですね。
それでは本日の相場分析は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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