一言でテクニカル分析と言っても数えきれないほどあります。
そしてそれらを全てマスターしないと勝てない訳ではありません。
- 皆が使っているテクニカル分析を
- 正しく理解し、
- 自分にあったもの
を選択すれば良いのです。(選択する過程では当然、どれが自分に合うのかを試行錯誤する段階が必要になります)
今回は上記の1から3のうち、どのようなテクニカル指標を多くの人が使っているのか、紹介していきます。
皆がみているテクニカル分析は?

ローソク足
最も代表的なテクニカル指標の1つと言って良いでしょう。
始値、高値、安値、終値から構成されるテクニカル指標です。
ダウ理論
条件は色々ありますが
・トレンドは3局面からなる
↓
先行方投資家が買い始める段階→トレンドフォロワー型投資家が買い始める段階→一般投資家が買い始める段階
・トレンドは転換が決定的になるまでは続くものと判断すべきである。
↓
これは上昇トレンドでは高値、安値が共に切り上がり、下降トレンドでは高値、安値が共に切り下がることを指しています。
ライン分析(トレンドライン、水平線)
価格は一辺倒に上昇、もしくは下降をしません。上下動を繰り返しながら上昇、もしくは下降を行うのです。
その上下動するトレンドに沿って引く線をトレンドラインと言います。
また、重要な高値、安値、キリが良いラウンドナンバー(120.00円など)が意識されやすいので、その価格に水平線を引くことは大切です。
フォーメーション分析(三角保ち合い、ダブルトップなど)
フォーメーション分析は極めようとすると奥が深いですが、その殆どがダウ理論をベースに組み立てられています。
ですので、過度に色んな形を覚える必要はないと私は思っています。
ちなみに三角保ち合いは数少ない、覚えて欲しい形の一つです。三角保ち合いという名の通り、時間の経過と共に上下動の値幅が小さくなっていきます。これはマーケットが、我慢している状態です。エネルギーを溜め込んでいる状態とも言えます。マーケットの皆が固唾を飲んで、「どちら方向へブレイクするんだろう」と待ち構えています。その特性ゆえ、三角保ち合いからのブレイクは利益を得やすいのです。
トレンド系
移動平均線
移動平均線最はローソク足と並んで最も代表的なテクニカル指標の1つと言って良いでしょう。
移動平均線は色んな計算方法がありますが、ベースはSMA(単純移動平均線)です。
例えば5日SMAなら5日間の終値を足して5で割る。それをプロットし続けるというシンプルなものです。
ボリンジャーバンド
20日間の値動きからどれぐらい価格が上下動したかを測ることでトレンドの発生や保ち合い
を判断するテクニカル指標です。
一目均衡表
転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパン、抵抗帯(雲)からなるテクニカル指標です。
見た目のわかりやすさから指標している人も多いです。
オシレーター系
MACD
MACD=12日EMA-26日EMA
(EMAは指数平滑移動平均であり、移動平均線の一種)
シグナル=MACDの9日EMA
ヒストグラム=MACDーヒストグラム
MACDでEMA間の差をとることで、トレンドの勢いを見ており、
MACDをシグナルが上抜いていけばGC(ゴールデンクロス)と同様の優位性があると考え、エントリータイミングの一つとして採用するものである。
その他には
RSI
RCI
ストキャスティクス
がよく使われています。
まとめ
皆が見ているテクニカル指標を列挙してきました。
ポイントは一つ一つのテクニカル指標の特性をしっかり考えて使うこと。
投資では、ローソク足だけで勝っている人がいます。移動平均線だけで勝っている人がいます。
彼らは、色々なテクニカル指標を学習した上で、一つのテクニカル指標を極めています。
世の中には守破離という言葉があります。
まずはメンターとなる人の言うことを素直に受け入れやってみる。
そこから自分なりに改良してみる。
そして自分だけのスタイルを築き上げる。
投資でも全く同じです。
私もローソク足、移動平均線以外はあまり見ていません。
勝っている人は総じて、見ている画面がシンプルな傾向にあります。
それは自分の中で色んな経験をしてきて、削ぎ落とした結果が画面に表れているのでしょう。
話が少しそれました。
単純にシンプルに見ればよい、と言う訳でなく、
色々学んだ中から、試行錯誤を繰り返し自分に合うテクニカル指標を取捨選択することが大事だということです。
少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
本日は以上です。それでは!
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